コルビュジェの敷地検分 | 根岸俊雄の住まいづくり入門

コルビュジェの敷地検分

 コルビュジェに関する本を読んでましたら、次のようなエピソードが載っていました。

 コルビュジェは日本から国立西洋美術館設計を委託され、1955年に来日します。
コルビュジェは東京に居た4日間で、なんと5回も上野公園の敷地検分のために足を運んでます。

 もう一つは、フィルミニの教会堂の設計中の話です。
建て主側は地盤工事費の削減のため、敷地変更を要求してきます。
しかしコルビュジェは、設計案を別な敷地で建てることを断固拒否します。

 コルビュジェにとっては、敷地はたいへん重要なようです。
彼は建物を敷地環境と不可分な関係なものとして設計するのですね。