根岸俊雄の住まいづくり入門 -5ページ目

埼玉県立大学

埼玉県立大学に行き、建物を見学して来ました。

理事長の江利川氏は高校の後輩で、私の同級生が講演依頼の用事があったのに付いて行ったのです。

用事が終わり、私が建物に興味がありますと言うと、理事長がそれではご案内をということになりました。

山本理顕氏設計の建物はハイテックでたいへん精度が高いものでした。

しかし、設計当時からだいぶ時間は経つので今言うのも酷なのですが、この路線に未来はあるのか?という気がしました。


吉屋信子の世界

 新聞の書評に吉屋信子の「からたちの花」がありました。


 ところで、吉屋信子の初期の住宅は、吉田五十八によって設計されました。林芙美子はそれに対抗して、山口文象に自邸を設計させたという逸話があります。しかし、林芙美子邸の玄関の内部は吉屋信子邸のそれとそっくりです。


 そんなわけで、吉屋信子の世界を少し探求してみようという気になりました。近くの図書館には目当ての本がありませんでしたので、かわりに「暁の聖歌」という本を借りてきました。


 さあ、これから吉屋信子の少女小説にどっぷりと浸かってみます。

「村野藤吾の建築:模型が語る豊饒な世界」展

 「村野藤吾の建築:模型が語る豊饒な世界」展が、目黒区美術館で9月13日()まで開かれています。


 私は8今日見に行き、設計の質の高さに改めて驚き、たいへん参考になりました。カタログを買って帰り、今じっくりと眺めているいるところです。

 建築は崇高な何ものかに向けて設計します。私は最近では鈴木大拙の「日本的霊性」という本を勉強しています。建築への志は、実務に携わっていようがいまいが、ずっと持続します。

絵金

テレビを見てましたら、突然、絵金の絵が出てきました。

夜の街の町家の門口に行燈が置かれ、おどろおどろしい屏風絵が飾ってあるのです。

高知県の垢岡町とのことです。

この話をしてくれた大学の後輩にさっそく電話をして、次に行く時は連れて行ってくれと頼みました。

金沢:二日目

金沢の二日目です。


昨日見残した、まずは城址公園です。

広い広場を囲んで建物がいくつか復元してありました。

暑くて私は歩けませんので、家内一人で見てもらいました。


昼飯には、私は冷やし中華を食べたのでしたが、見るとキュウリの脇にマヨネーズがかかっていました。

これではタレと混ざってしまいますので、あわてて取り除きました。

どうやら北陸の方はみんなこうらしいのです、ビックリです。


次は隣の兼六園です。

庭がきれいなのですが、猛暑でへとへとです。

急いで成巽閣に逃げ込みました。

欄間の椿の彫り物がたいへん綺麗です。

当然二階の有名な群青の間も見ました。


さあこれで、今回の旅も終りです。

お土産に落雁を買って、新幹線に乗りました。


金沢:第一日目

翌日は、合掌民家園見てから、金沢に戻りました。


午後は半日コースの観光ツアーです。

コースは、ひがし茶屋街→21世紀美術館→天徳院→長町武家屋敷、でした。

商売柄、21世紀美術館が勉強になりました。


夜の食事は近江町市場の寿司屋を目指したのですが、遅くてみんな閉まっていました。

そこでタクシーの運転手の人に知っている寿司屋に連れて行ってもらいました。

家内は季節の何とかという魚の焼き物がとても美味しいと言ってました。

私は、寿司飯の味付けがちょっと甘いような気がしました。


満腹になり、夜の裏通りをホテルまで歩きました。

では、また明日。



白川郷

夏休みの旅行ということで、家内と出掛けました。

まず、新幹線で金沢に着き、それからバスで白川郷に行きました。

大きな合掌造りがいくつも建っています。

和田家という重要文化財の建物をじっくり見ました。

それからシャトルバスで近くの山の上に登り、白川郷全体を眺めました。

まったく感動的な風景で、うっとりとしてしまいました。

夜は合掌造りの民宿に泊まりました。


古いレコード

古いレコードの整理です。

欲しいという方が、越谷の自宅まで来てくれました。

ご夫婦で来られたのでビックリしました。

250枚位もらってもらいました。

気に入るのが何枚かあると良いのですが・・・。

見学住宅へのコメント:アスプルンド云々


OO様へ


根岸です。
先日のオープンハウスでは、ありがとうございました。

アスプルンドの建物写真を見ますと、たいへん気持ちが和みます。

壁と窓の独特なハーモニー、つまり壁と窓の量的関係や位置的関係が「ゆったりとくつろいだ」バランスと思われるのです。

アスプルンドのスネルマン邸では、窓が一階と二階とでは少しずれています。

リステール州裁判所の妻側のバルコニーは、開口よりかなり大ぶりのものになっています。



「ヤマボウシの家」の外観を拝見して、そんなアスプルンドを思い出したのです。

「余白・・・」という言い方もあるでしょうが、次のような言い方はどうでしょうか?。

壁に窓が穿たれてますが、その関係は、

・壁は多め、開口は少なめ

・窓は壁の中で象徴性が出ないように配置

・窓相互に規則的関係が生じないように

・窓はバラバラと恣意的にばらまかれているように

・したがって、全体印象において、突っ張るような力みが無い

・力がうまく抜けている

・緊張させられることもない

・言わば「ほのぼのした緩み(ゆるみ)」というような感じ


・リラックス、リラックス!

とまあ、上手く言えませんが、以上です。

根岸俊雄



その時申し上げましたアスプルンド云々について、補足させていただきます。



海外から作品掲載の依頼

突然英文のメールがありました。

上海の出版社から作品掲載の依頼です。

「長瀞駅前歩道計画」を今度出版を予定している本に載せたいということです。

しかし、この古い「計画」の資料はHP掲載のパースくらいしかありません。

残念ですが、丁重に辞退しました。